蕎麦の花が満開です。見ていたら無性に蕎麦を食べたくなりまして、 こちら最上川三難所そば街道の十四番店「あらきそば」を訪問してみました。 あらきそばは、情報誌やテレビで紹介されていますが昔の民家で蕎麦を頂けるという雰囲気のあるお店です。
駐車場には地元ナンバーよりも他県ナンバーの方が多いというのも知名度の高さが伺えますね。
170〜180年前の農家がお店という趣ある建物です。
玄関に入るとまるで古民家資料館といった雰囲気です。
囲炉裏が更にいい味を醸し出していますね。冬場は実際に火を起こしているのでしょかね。
玄関より右手が客席であり、畳の座敷に置かれた木造りテーブルや、 縁側にはぐるりとよしずが吊るされ、和の極みのインテリアは、胡座で座ると落ち着きますね〜
注文取りのお姉さんに「うす毛利800円」と「身欠きにしんの味噌煮370円」と「地酒350円」を注文する。
お酒の銘柄を聞くのを忘れましたが、地酒ということは…高木酒造の十四代!てな訳ないよね(笑) でも、詳しくは分かりませんが美味しいお酒でした。
にしんの味噌煮ですが、これは見てびっくりしますよ。 まるでコールタールのように真っ黒なんです。 どんな味噌を使っているのでしょうかね? ほのかに温かく、適度な甘みは日本酒ぴったりです。 ほとんどの方が蕎麦と一緒に注文する人気のメニューのようです。
店の雰囲気を楽しみながらチビチビ飲んでいると、蕎麦が運ばれました。 大きな板蕎麦にびっくりしますよ。
「うす毛利」…毛利?意味ありげな文字ですが、反応してしまう自分におかしくなります(笑) 板に「薄く」盛りつけてあるので「うす」なのでしょうかね?ウスモリですが、麺量は相当ありそうです。
蕎麦は昔ながらの田舎蕎麦です。想像していたより太くてしっかり歯ごたえのある蕎麦です。 結構濃いめの麺つゆにつけていただくと、そばの香りと醤油の香ばしさが一体となります。 この味、日本人でよかった〜なんて思ってしまいますね(笑)
ここ、あらきそばは、和の食と同時に、わびさびの世界をも味わえる貴重なお店だと思います。
興味ある方は是非訪ねて見てください。