20年も前の話ですが温泉街の手前で営業していた時代に一度訪問しています。 温泉街に移転してからは初めての訪問。 屋号の伊豆の華とは…何かエピソードがありそうだなと思ったら、 こちらで紹介されていました。なるほどです。 自宅から銀山はそれ程遠い距離ではないのですが、ちょっとお昼に銀山までとはなりません(笑) 気楽に行ける所でもありませんし、そういう意味ではなかなかハードルの高い店です。
温泉街のずっと手前の駐車場に車を停め、歩いて店まで向います。
車道を下りきったところに橋がかかり、温泉街への入り口となります。
銀山温泉はいつ来ても風情のあるところです。
さて、目当ての蕎麦屋さんは、温泉街の入り口から割と近い場所にあります。
温泉街の中央には銀山川が流れ、一番手前に掛かる橋を渡った正面が伊豆の華です。
古民家を再生したお店であり周辺景観に溶け込んだ当時の風情を感じさせる建物です。 店番をしている女店員さんも絵になります。
玄関に上がるとカウンターとテーブル席がありましたが、二階もあるようです。
特に案内は有りませんので、眺めの良さそうな二階席へ上がらせてもらいます。
二階席は正解でした。 銀山温泉が一望できます。
注文はもりそば850円と季節の天ぷら800円を頂いてみます。
他にメニューは沢山ありまして、そばの他にもラーメンが美味しいという噂もあります。
漬物を味わいながら待つ事数分。
運ばれました。最上早生品種の手打ちそばです。
「外一そば」をいう製法で、蕎麦粉10に対しつなぎ1を使って打つ蕎麦らしいです。
茹でたての蕎麦は瑞々しく、そばの香り+水の味がします。 今まで水は意識した事がありませんでしたが、「冷」で頂く場合は水も重要な味のひとつだなと。
つゆは鰹出汁の汁で風味も良くて最高です。
天ぷらは、春菊やキノコ、ナス、シシトウ、レンコン等々、いろんな食材の揚げたてを楽しめます。
「きのこせいろ」のつけ汁には、種類豊富なきのこが沢山入っています。 きのこの形状から推定すると…これは天然物なんでしょうね。 味が濃厚と言うか大自然の恵みの味を感じます。 きのこせいろは季節限定のまぎれもない一押しメニューです。 食後は、奥にある滝まで散策し土産物店などをのぞいたり…
プチ観光気分を味わいながら、たまにはゆったりした昼食は如何でしょうか。