■東根市
■梅ヶ枝清水(めがすず) ■吸福そば(冬季限定)


 家族が、たまには蕎麦を食べたいと言うもので(汗)ネットで検索していると、
 古民家で、蔵座敷があって、雰囲気のあるお店を発見しました。
 過去にテレビでも拝見したことがありますが、座敷わらしやご利益ある昇り龍などを祭る
 ミステリアスなお店でもあるようです。


 場所は東根の大ケヤキのある学校や、酒屋の資料館の近くでもあり、
 石垣のあるお屋敷があったりして風情のあるところでした。

 
 ネットで見た写真を頼りに車を進めると、幟旗が見えてきました。

 近くまで行ってみると、間違い無く「梅ヶ枝清水」さんであるようです。
 駐車場はちょっと離れておりますが赤い郵便ポストが目印との事ですので、こちらがお店の玄関のようです。

 


 店の看板らしい物は特にありませんでした。
 玄関の横壁に大きな文字で「営業中」とありますので営業しているのでしょうね。

 
 見た目、建物は古民家そのものです。
 引き戸を開けて中に入ると、タイムスリップしたような感覚になります。

 玄関先に囲炉裏があって、今の季節ですから、暖をとるために火を焚いています。

 炎が上がり、家の中で焚火状態ですからびっくりしますよ。



 「どうぞ〜」と声が聞こえましたので、勝手に右手の座敷に上がらせて頂きました。

 とても広い座敷です。
 座敷からは、立派な庭が見えます。丁度雪囲いの真っ最中のようでした。

 おばあちゃんから、とても美味しいお茶をご馳走になっていると、奥の座敷も見ていいよと…。

 案内されたところは、まるで座敷童子の…部屋でした。(写真上)

 大変珍しい部屋や写真を拝見させて頂きました。



 九代目と言う、おばあさんの説明では、所々修復していますが、母屋は
150年前の建物だそうです。

 今回は、いろいろと説明をお聞きしましたが、シーズン中はとても忙しく、話なんかできないとか…。

 庭にあるもみの木の龍や、白へび岩の話など聞いていると、注文の蕎麦が完成したようです。

 
 こちらに運ばれるのかと思ったら、蔵座敷に用意しているとの事です。

 座敷から出て蔵のある方へ向かうと、重厚な扉のある蔵の玄関があります。

 一枚石の階段も見事でした。


 案内された蔵座敷は二階建てになっており一階部分が客室になっています。

 とても贅沢な造りの座敷でなんとなく偉くなったような気分を味わえますよ(笑)

 
 食事は既に座卓にセットされておりました。

 注文したのは、冬期間限定の吸福そばです。

 旅館等で良く見かける小さな鍋に汁が温められており、それに蕎麦を入れて熱い汁で頂くようです。

 このスタイルも、おばあさんが考えた食べ方だそうです。なかなかのアイディアですね。

 
 鍋の汁は、鳥肉、野菜、ゴボウなど、山形の定番材料を使った汁でした。

 この、鍋式つけ汁は、最後まで熱々で頂けるのが、この季節には最高ですね〜


 そして蕎麦は、おばあさんの説明によりますと、東根は麩で有名ですが、
 その麩のグルテンを
1割程蕎麦粉に調合した蕎麦らしいです。

 そのために、食べた食感はツルツルした、蕎麦らしからないコシがあります。

 温めても多少煮込んでも、切れることなく麺の弾力は蕎麦とは思えません。

 驚きの蕎麦ですね!


 今日は、おばあさんに、いろいろお話をお聞きしながら想い出に残る昼食になりました。

 夏場は、超多忙との事ですが、また来年尋ねて「白蛇」のご利益にあずかりたいと思います。

  

 忙しいところ、食後に案内していただいたお庭です。
 すっかり雪囲いも済んでいましたが、とても立派な庭です。

 そしてHPで紹介してあった例の「もみ木」と、「白へび石」は、写真上です。
 今年が辰年で来年が巳年ですから、二年続いて目出度いですね。
 左手で龍を触るとご利益があるとお聞きしましたので、撫でてきましたが、
 きっと素晴らしいご利益がある事でしょう!


(有)梅ヶ枝清水

所在地 山形県東根市本丸東2番27号
電話番号 TEL: 0237-42-0589/FAX.:0237-42-5308
営業時間  ―
定休日  
駐車場 あり
お勧め 吸福そば(冬季限定)
URL http://www.megasuzu.com/
HPデータ 2012/12

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