稲倉と聞いて、直ぐに「鳥海山」とピンと来た方は相当の山好きかと思います。

　鳥海山は秋田県と山形県にまたがる東北第二の高い山で親しみを込めて出羽富士、秋田富士などと呼ばれたりします。
　稲倉山荘は鳥海山の５合目にあり、鳥海ブルーラインから上ります。

　山形県遊佐町からと、秋田県にかほ市からのルートがあり、夏場のドライブコースには最高です。

　さて今日は、遊佐の十六羅観音の所からブルーラインに入り5合目を目指します。

　途中、道端に車が沢山停まっておりますが、山菜採りの車なのでしょうかね？

　この日は生憎ガスが掛かり絶景とは言えませんでしたが、時折りガスが切れて
　下界の景色や、展望台から山頂が望めました。

　5合目の気温は何度あったんでしょうか？半袖では寒くてじっとしていられません。

　稲倉山荘ですが、2008年に建て替えられ新しくなり食堂や売店トイレも大変綺麗で快適な山荘になっていました。

　広い食堂には団体さんが大勢食事をしております。
　殆んどが中高年者で出で立ちからして、軽登山のようです。

　おやつや弁当を広げたりしてまさにピクニックそんな様子でした。

　
　食堂は完全セルフ形式のお店です。

　食券を購入して、カウンターへ提出し番号が呼ばれたら受け取りに行くスタイルです。

　混雑していましたが、セルフだし回転は早いだろうと思ったのが誤算でした。

　なかなか番号が呼ばれません。20分も経過した頃、やっと完成です。

　注文したのは、お店の2番人気（多分）の濃厚煮干スープのラーメンです。
　ちなみに一番人気は鳥海ラーメンという辛味噌が入ったラーメンのようです。

　ラーメンは、煮干だしにアオサ入りで、いつか食べたサンセット十六羅漢のラーメンを髣髴させます。

　これはきっと美味いに決まっています♪

 

　
　ますはスープから･･･。美味いです！

　煮干のだしが効いており、失礼ですがこれがセルフとは思えないくらい完成度の高いスープです。

　下手な小細工もなくスッキリした色合いも好印象です。

　アオサは香りが良くていい仕事しています（笑）

　形状もごく一般的な麺です。これだけのスープなので、もう少し特徴ある麺だったら面白そうですが…。

　それから、若干茹で加減が柔らか目なのが残念です。

　
　トッピングのチャーシューは美味しかったです。
　しっかり味付けがされており、適度な歯応えと噛むほどに肉の旨みが広がって美味しいチャーシューでした。

　期間の短い夏場だけ営業の稲倉山荘さんですが、登山時の食事やドライブに行った際は是非食べてみてください。

　ただし、値段は全て高めの設定ですが･･･。