「谷口がっこ蕎麦」と谷口銀山跡地探検


山形県最上郡金山町に
むかし銀山で栄えた谷口という集落がありました。

その当時からの建物ではあるまいが・・・
金山小学校の谷口分校が平成8年に閉校し
110年の歴史に幕を閉じた。



しかし

自分たちの育った愛着ある校舎をなくしたくないという願いから

農業体験学校「四季の学校・谷口」
手打ちそば屋「谷口がっこそば」


これらの計画で分校の活用に踏み切った経緯があるようだ。
ただ廃校を再利用した蕎麦屋さんではなさそうである。。。。




谷口「がっこそば」

じつはそのネーミングは



「学校そば」から来ているらしい。。。

なるほど。。。



まさしく「がっこう」である。

赤いトタン屋根に木の外壁は数十年前の
学校定番デザインですね。
(なんだかほっとしますね〜)
校庭のタイヤもなんとも懐かしいです。
赤くさびた鉄棒やブランコもありました。

今の学校にはないでしょうが、私が小学生の頃、
学校には、必ずタイヤで作った遊具がありましたね〜
馬飛びのようにして、よく遊びました。。



谷口がっこそばの玄関です

玄関のコンクリート階段はいたる所欠けていたり、
剥げていたりと、がなんとも時代を感じさせ・・・
また、素通しのガラスがなんとも懐かしく新鮮に感じました。




店内に上がると、そこは当時の体育館だったのでしょうか?
左手にはステージがあり、ピアノや黒板などもあり学校の面影がいっぱいです。
床には畳みが敷かれ、会議用の座卓が整然と並べられていました。




店の正面奥は厨房です。
右手には薪ストーブがあったり
壁には、卒業生の記念作品が飾られています。




献立です。

写真のほかには飲み物のメニューがありました。
ビールのほかには日本酒が充実していました。

★蕎麦三昧1500円は残念ながら要予約でした。
お膳でいろんな物が楽しめるようです。

注意書きがありました。
その日のかあちゃんの気分で献立が変わるそうです・・・笑




ここから「板蕎麦」&「蕎麦セット」を紹介します。



まず、蕎麦屋さんでは定番の突出しは
山人参とチクワの煮物?と
なすの漬物2切れでした。





これが蕎麦セットの「揚げそば」
(蕎麦セットは揚げそばと板そば並のセットです)

揚げ蕎麦とは、蕎麦「かいもち」を油で揚げたものらしく
外側はさくっとしてて、中はとろりととけるような柔らかさでした。
和風に、大根おろしで頂くもよし、塩コショーでもGOOでした。





蕎麦登場。
金山杉と思われる焼板に笹の葉を敷き
とても上品な盛り付けである。

まずは、何も付けずに蕎麦だけで味わう。
んんん〜なかなかの香りである。
コシも滑りもよし。。。




これは大盛900円
並(700円)と比べて特別大盛には思えなかったが、
食べ終えたらそれなりにお腹いっぱいになりました。

がっこそばは、土日の昼だけ開店するという店であり
また、学校で蕎麦を食べると言う物珍しさで今回尋ねてみたが
いや〜なかなか本格的な蕎麦で驚きました。
土日だけでなく、毎日営業してもらいたいものです。

自分たちの育った地域に誇りをもって、様々な活動に取り組む方々。
そして、がっこそばで、頑張っている「かあちゃん」たちを応援したくなりました!

次回は是非「蕎麦三昧」を頂きたにいきますよ〜!


お問い合わせ

JA金山(JA金山営農部) 「谷口がっこそば」


電話0233-52-7577
または
0233-52-2892

※平日は要予約 



谷口銀山跡地探検

がっこそばで、金山タウンガイドを見ていると
すぐ近くに、谷口銀山跡があることを発見。
(じつは、こういう所、大好きなんです・・・)

蕎麦で腹ごしらえをし、さっそく尋ねてみることにしました。
がっこそばから車で数分の所に看板がありました。
主要道路からは砂利道を200mほど進んだ所に跡地がありました。



いつの時代かと思えば、1620年代。400年近くも前のこと・・

この案内板の裏には画像下↓のような落差、数十メートルの滝があり
滝壷まで遊歩道がある。地面が濡れており滑りやすいため慎重に滝壷まで
下ると、何とも言えない自然の気持ち良さが感じられます。




水量が少なかったので、滝壷の直近くまで行けた。
マイナスイオンをいっぱい浴びました。。。



滝壷の左となりに、このような穴がありました。
半分は土砂で埋まっていますが、まさしくこれが「坑道跡」なのです。
中は真っ暗で入り口から数メートルも光が届かない。
なんとか、腰を曲げれば入れそうなので入り口に近づくと
中から普段聞き慣れない、不思議な音が聞こえました。
耳を澄まし、目を凝らすと天井付近に無数に動く物体が確認できました。
「コウモリ」でした。
コウモリも、動く物体を察知して、偵察なのか?威嚇しているのかあ・
時折、近くまで飛んできてはUターンしていきます。
流石に中に入る勇気もなく、私も、Uターンしてきました。



「谷口銀山図」
当時はかなり広範囲に坑道が掘られていたようである。


問い合わせ  金山町役場 0233-52-2111


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