最上町の前森高原に地元産のそば粉を使った蕎麦屋さんがあります。
　店の名は「そば処　はらっ葉」さんです。一面のはらっぱに建つ蕎麦屋さんです。
　はらっ葉の店主は農家でもあり、自分の畑で栽培したそば粉で打つ拘りのお店です。

　国道47号から向町を通り、前森までのアプローチは5〜6キロくらいでしょうか。
　途中に看板が無ければ、ちょっと不安になるくらいの所にあります。
　民家も途絶え、巨大な畜舎や農肥工場地帯を抜けると目の前に草原が広がります。

　初めての人は大概歓声を上げます。

　草原の真中を牛の姿を見ながら更に進むと施設が点在する前森高原に到着します。

　
　そば処はらっ葉さんは、ログハウス風のお店で、産直品などのお土産屋も兼ねています。

　前森高原の加工品の他、地元の農家で育てた野菜などが販売されていました。

　この辺は積雪が多いため、冬期間は閉鎖され、毎春4月頃から営業します。
　毎週水曜日が定休日のようです。

　蕎麦屋さんは丁度お昼時で満席でした。玄関先で少々待って入店です。

　お店は客席25人程度の規模。
　壁にはサイン色紙などが飾られ有名人やテレビ取材なども受けているようです。

　
　メニューは3種類あり、店名を冠した「はらっ葉そば」は皿に具材を乗せ、大根おろしがトッピングされた蕎麦だそうです。
　「ひばりそば」は大根おろしを抜いたそばらしいです。
　そして板そばの3種類です。
　
　今日は板そばを頂いてみます。
　板そばは、お通し3品と、天ぷらまで付いて700円という安さです。
　今まで天ぷら付きで700円の蕎麦は食べた事がありません。皆さんはどうですか？！

　（ちなみに大盛りは1,000です。300円ＵＰは高い気もしますが…）

　
　お通しはキュウリ漬、なす漬と切干大根の炒め物です。

　そして天ぷらは旬の夏野菜を使っていました、たぶんこれも自家製の野菜なのでしょう。
　かぼちゃ、インゲン、シシトウ、ナス、アスパラの5種類もありました。

　さっくりとした歯ごたえがとても美味しいです。
　この付け合わせに、天ぷらは、日本酒なんか欲しくなりますね〜

　上写真、実は、普通盛りじゃ足りないかなと思い大盛りにしましたが結構なボリュームがありました。

　普通盛りでも十分だったかも知れません。

　
　つけ汁は鰹の豊潤な香りがします。濃さも丁度良くとても美味しいつゆです。

　そばの品種は「最上早生」という品種で最上町では名の知れた品種です。

　
　製粉は自家製ではないようですが、思ったより色白のそばで、
　そばの太さも丁度良く、とても食べやすいそばに打ってありす。。
　
　そばを食べた後にそば畑を眺めてきましたが、20、30センチくらいの丈に成長していたようです。

　新蕎麦は10月頃なのでしょうかね、とても楽しみです。