山形市へ出張があり、途中でお昼を食べて行こうと、目ぼしいお店を訪問したのですが、
　一軒目は定休日。二軒目は、場所のうろ覚えで見当たらず…（汗）
　もう何処でもいいやと天童市内の旧街道を走っていると、右手に肉そばの幟を発見。
　こんなところに蕎麦屋さんがあったかな？と思いつつ車をＵターンしてみる事に。
　道路拡張のためか、店の前はとても広く一瞬駐車場かと思いましたが、
　店の隣に専用Ｐがあるようです。

　古い民家を改装した店で、「そば処利右衛門」という木製の新しい看板があります。
　ちょうど駐車場の裏側に玄関があります。
　
　玄関から入ると右側が客室のようです、和室に４人掛けテーブルが４つ並んでいます。
　和室は結構広く15畳くらいあるかもしれません。
　梁や天井など、なかなか重厚な造りで、古さは感じますが頑丈そうな家です。
　大きめでゆったりした４人掛けのテーブルは、ひじ掛け付の椅子で実に快適です。

　メニューを見ますと、もり、板、肉そばの三種類があります。

　他には、げそ天、と天ぷらの盛り合わせなど、シンプルな構成ですが、ポイントを押さえた内容です。

　
　とりあえず…
　今日は、肉そば狙いでしたので、肉そばと、げそ天を注文してみました。

　値段もリーズナブルで肉そばが600円、げそ天は、なんと100円と言う安さです。

　店の雰囲気もあるし、いい店見つけたな〜♪って気分です。

　蕎麦茶を頂きながら店内を観察。

　夏新そばの宣伝があります。

　
　厨房側に目を移すと、数種類の麺棒が見えます。

　蕎麦を打つ際、麺棒を変えて打つのでしょうかね？
　良く分かりませんが、それだけでも専門的な蕎麦打ちをしている事がよくわかります。

　さて、運ばれました。

　先客は食事を済ましてしまい、店内には自分一人になってしまいました。
　儀式の写真は、誰もいないので、周りの視線を気にせず、気兼ねなく撮らせて頂きます（笑）

　店の建物から全てがマッチしていると言うか、非常に上品な盛り付けです。

　糸唐辛子がセンスを感じますね。

　
　つゆは、それ程脂っこさも無くて、醤油と出汁、鶏の旨みが絶妙なバランスです。

　そして鶏肉はとても柔らかくて驚きました。
　親鶏と言えば、普通コリコリした食感ですが、この鶏肉はしっとり感を感じます。

　本格的な手打ち手切そばです。

　見た目でも直ぐ分かりましたが、ひと口食べれば誰でも違いが分かると思います。

　
　既につゆに浸ってあるので、蕎麦本来の香りは楽しめませんでしたが、
　店内に貼ってあった「夏新そば」なのでしょう。

　蕎麦ってこれだから奥が深くて、楽しみが沢山あります。

　歯ごたえ、喉越しも最高で本当に美味かったです。

　肉そば大盛り800円もあるようですのでこちらをお勧めします。

　
　げそ天ですが、こちらは残念ながら揚げたてではないものの、100円と言う設定は有り難いです。
　一人分はこれくらいで十分ですからね。

　
　全体的な価格設定も良心的だし、次回は絶対「板」で、蕎麦を味わってみたいです。

　追伸、店の近くには出羽桜酒造さんなどもあります。
　勿論こちらの店でも、山形の美味しいお酒も揃っているようでしたよ。
　密かにまた楽しみが増えました（笑）