◆秋田県横手市十文字
◆マルタマ ◆中華そば(500円)

 前回、十文字遠征の際、残念ながら休業日で涙を呑んだマルタマさんです。

 マルタマさんは元祖十文字ラーメンの店であり、十文字ラーメン御三家の一軒でもあります。

 最初の出会いが三角そばさん、次に丸竹食堂さん、そしてマルタマさんの三店とお聞きしておりますが、
 元祖と言うことは一番歴史が古いのでしょうね。

 ナビが案内終了のメッセージを告げると同時に、店の道路脇に「営業中」の看板を発見しほっとしました(笑)

 過去にも縁のないお店には何度も振られていますのでね~



 店の前の数台分の駐車スペースに車を停めて入店。

 正面カウンターに座ろうとすると、食券制ですとの事。

 自動販売機があるのかなと思ったら、勘定場で支払いをしてレシートをもらうだけの前金制のようです。

 そのレシートが食券という事のようですが…。

 お客は昼時を過ぎていた為か、2組ほどしかおりません。

 
 
店内を囲むようなレイアウトで、テーブルが並び、奥には小上がり席となっていました。
 店の中心を仕切るように対面式のカウンターがあります。
 店はこの時間だと無駄とも思えるくらい広く感じてしまいますが、昼時は店がいっぱいになるんでしょうね。

 壁に目をやると、さすがは老舗だけあって著名人が大勢いらっしゃっているようです。

 サイン色紙や写真がたくさん展示しておりました。

 

 さて元祖十文字ラーメンの完成です。

 十文字ラーメンの特徴の一つにどんぶりがありますが、ここマルタマさんも、小さな支那丼で
 一層、昔ながら感を感じさせます。

 
 スープは動物の出汁を一切使ってなく、魚介のみのスープだそうです。

 見事なほどに透き通ったスープからは、魚介のうま味を感じ、物足りなさは全く感じません。
 しかし考えてみれば、昔からこのスタイルだとすれば、海が近いわけでもなく、
 逆に山間部なので、鳥や豚などの動物系を主体にと考えるのが普通だと思うのですが、
 何は面白いルーツがありそうですね。


 麺は、もちろん自家製麺でしょうが、十文字らしい細麺の縮れ麺であり、
 食べた時のざらつき感は何ともいえない食感です。

 超あっさり系のスープにはこの手の縮れ麺がぴったりあいますね。


 トッピングの「麩」は秘密の県民ショーで紹介され、すっかり有名になりましたが、
 元祖十文字そばのマルタマでももちろん麩がトッピングしてあります。

 あくまでも脇役なのでしょうが、テレビで見て以来随分ランクアップしたような気がします。


 他にはチャーシュー2枚、紅白カマボコ、メンマです。

 シンプルなのですが、美味しいですね~

 やはりこれは、バランスなのでしょうね。

 中華のお値段は500円、量的には男性には物足りない量かと思いますので大盛中華600円をお勧めします。

 
 
   
  
 「中華そば&ラーメンの街十文字」のマップです。
 何も不思議に思いませんでしたが、中華そば&ラーメン…?
 十文字では中華そば=ラーメンでは無いのでしょうね。(厳密にはそうでしょうが)
 
 このパンフレット欲しかったのですがお店に置いて無くて入手できませんでしたが、
 写真で拡大してみると、「中華そば系」と「ラーメン系」と記載されています。
 中華そば系は勿論、御三家と他に二軒で、計5店舗あるようです。
 他は全てラーメン系ですので、十文字の中華そばはラーメン系に押されているようです
ね。
 老舗を中心にして伝統あるご当地ラーメンいつまでも守ってほしいですね。

 
   

元祖十文字中華そば マルタマ
住所[map] 秋田県横手市十文字町佐賀会上沖田37-8
電話番号 0182-42-0243
営業時間 11:30~19:30
定休日 不定休
喫煙 全面喫煙可
駐車場 あり(店頭4~5台)
お勧め 中華そば
URL  -
HPデータ 2011/06

 
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